☆★グリン・ピース★☆
そう言い聞かせていた時

さっきの男の人が来た。


「聞いてみましょうか?

オムライス。

今日は坊ちゃんの特別な日でしょう?

うちには腕のいいシェフがいますから。」

と、ニッコリ笑った。


「ところで・・

僕のお名前とお年は?」


「しまもと せいや! 

僕、7歳になるんだよっ」

と、聖哉が元気よく答えた。


「わかりました。

ちょっと待っててね。」

彼はウインクをした。


サラダを食べ終わった頃

注文したパスタと一緒に

美味しそうなオムライスが出てきた。


卵の上にケチャップで

可愛いハートマークが三つ。


「わーい!

ママのオムライスと一緒だあ!」


聖哉は大喜びで口に頬張った。

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