先生?
 
 
「………」

「……ねぇ、なんか話してよ」


目を閉じたまま言った。



「………」

「…面白くて笑えるようなのよろしく」

「………」

「……リョウくーん?」


いくら話しかけても反応がない。



「ねぇってば――!!………んっ…」


体を起こしながら目を開けると、

目の前にはリョウくんが居て、


あたしと口付けを交わしていた。
 
 
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