先生?
あたしがそういうと、先生は“は?”て感じの顔をしていた。
「そーゆうことじゃねぇし」
「あ!でもあたし、よーちゃんが居なければ先生のこと好きだよ」
よーちゃんが居なければ、あたし、先生のこと好きになってるだろうなー
なんて、先生に会うたびに思う。
ま、よーちゃんがいなくなるなんてこと、絶対ないけどね。
そう思っていたときだった。
「陽~♪今日どうするー?」
“陽”
よーちゃんの名前に反応して、資料室のドアからこっそりと外を覗く。
そこには……