先生?
 
 
まあいいよ。


先約を優先するのは許すよ。


それがよーちゃんの優しさ、だもんね。



でも、彼女以外の人を家に入れる?

…しかも1回どころじゃないらしいし。



いや、でも……

何も“して”ないならいいや。


話しただけなら、“浮気”にはならない。



そんなことを思っている間に、よーちゃんたちはどんどん資料室に近づいてくる。



「やばっ」


あたしは急いで資料棚と資料棚の間に隠れた。
 
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