先生?
 
 
先生はあたしたちの頭をポンポンと軽く叩くと、

前に戻っていった。



「ま、待って先生…」

「あ?…何?」


ここで聞かなかったら、


気になって気になって、

授業に集中できないと思うし、


もう、とにかく、直接会話がしたくて、



「あの……分かんないとこあるんだけど…っ」
 
 

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