君にだけ
第1章 君だけが


キーンコーンカーンコーン。


授業の終了チャイムとともに先生が教科書を閉じる。



 「三毛屋ー。おい!三毛屋ー!今の話聞いてたか?」


 
 ポンッ。


先生の手があたしの手を触る。



 「いやっっ!!!」


 「うわっ、ごめん!!忘れてた!!」







そう、あたしには一つだけ皆と違うことがある。












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