君にだけ




 「君、おもろいね~」

 「え?」

チャラ男は笑い出す。



 「あの、チャラ男さん。・・・・あ。」



 「うひゃー。参ったな。チャラ男呼ばわりかいな。」

 「スイマセンッッッッ!!!」


殴られる事を想定しながら、あたしはガードポーズ。



 「いや、殴ったりせぇーへんから。
  つか、名前教えんとな、
  うーむ。

  ・・・まぁええわ。」

 

 「なにがいいんですか?」


 「名前は教えんとくわ」



 「まぁ、聞く気はサラサラないですけどね。」


< 16 / 27 >

この作品をシェア

pagetop