君にだけ

転校生






学校の仕度をすると、いつものように


玄関のベルが鳴る。




 「おねぇーちゃーん!心さん来たよー。」




急いで、階段を駆け下りる。

 「心!!おはよ!!」


  
 「今日はやけに元気だねー。」



 「ふふーん♪まぁね。」


妹が急いでこっちに走ってくる。

 「おねぇーちゃん、お弁とー。はい。」

 
 「ありがとー。あ、今日だよね、
  おかぁさん帰ってくるの。」


逢はニコニコしながらコクリとうなづく。
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