君にだけ
 「行ってきます!!」
 

 「いってらっしゃい!!」


逢に手を振り返すと玄関のドアを閉める。


 
 「あ、初!そう言えば、今日転校生来るらしいよ!」

 「ほんとーぉ!!楽しみ―♪」





また、あたし達はくだらない話をしながら

いつもの川原の上の細い道を通り、学校へと向かう。




校門に着くと、生徒指導の菊地が不良系の
先輩に説教をしている。



たぶん、あれが熊居先輩だなぁ・・・




ニガテ。
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