君にだけ
そう言えば、さっきの人怖かった。
もしかして、転校生!?
でも転校生は女の子だったはず・・・・。
「ねぇ、心。」
「ん~?」
「転校生って、ホントに女の子なの?」
「え、あたしは噂でしか聞いてないから。
ホントかどうか分かんないやー。」
「そっか、・・・。」
―――もしかして・・・。
「ってかね、さっき男の子と校舎でぶつかったのね。
そん時の男の子めっちゃ不良っぽくて怖かったの。」
「え、喋った?」
「うん、普通に謝っただけだけど。2分ぐらい・・・」
「やったね!!成長じゃん♪」
「でも、あの人なんで学校いたんだろ。」
「え、その人先輩?不良系って言えば、
・・・熊居先輩?」