ココロノコエヲキケ。(詩/詞)
 私は書店でアルバイトを始めて、もうすぐ二年になります。アルバイトを通して気が付いたことは、“「有難う」を背中で受ける人”があまりに多すぎるということです。店員が挨拶をしようとしたら、もうその場に居ないというお客様もいらっしゃって、日本の中でカルチャーショックを受けました。

 きちんと「有難う」を返してくれる方がいらっしゃるから、何も言わない方・すぐに背を向ける方が目立ちます。自分と他人を完全に遮断してしまっているのでしょうね。音楽を聞きながら、または電話をしながら平気でレジに並ぶ方を見ていると、それを実感します。何だか悲しいですが、これが現実なんですね。
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