ありがとう。
「私ね、ずっとタケルのことが気になってたの。
タケルから連絡が来なくなって泣くことしかできなかった。
別れを告げられるのが怖くてタケルに会いに行くことができなかった。
そんな私でも彼は受け入れてくれた。
この人の手を放してはいけないって思ったの。」
私は今までため込んでいた思いをタケルにぶつけた。
「ずっと連絡できないでいて悪かった。
俺、、、自分のことでいっぱいいっぱいになって お前にかまってやる余裕がなくなっててさ。逃げてたんだ。
つらい思いさせてごめん。」
そういったタケルの手にはロザリオの形をしたネックレスが握られていた。