夢のはじまり


柊は
いつも
私と二人乗りしたがっててさ。


照れて拒否する私を
後ろに乗せようと
必死だったよね。



くだらないこと
拒否しててごめん。



だってさ
自転車の後ろが
あんなに乗り心地がいいなんて

あの頃は
全然気付かなかったんだ。
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