私。
だけど…どうでもいいや。


そんなの一瞬だもん。


私は下をもう一度見た。


高いなぁ。


お母さん…今行くからね。



「さようなら…」


私が一歩踏み出そうとした時だった。


「待て!!」


知らない声が後ろから呼び止めた。


振り返ると知らない男の人が立っていた。


ずぶ濡れだ…いつからいたんだろ?


「なんですか?」


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