たった2文字の言葉が
アタシは仕方ないから人が少なくなるのを門のあたりで待つ事にした。

しばらくまっていると・・・。


「由香ぁ~!!今日はやいじゃんッ!!」

声をかけられた。振り向くと・・・・。

1年のとき仲良くなった、木下亜理紗がいた。
ギャルで髪も茶色いから一緒にいると目立っちゃう。
だけどアタシもちょいギャルだから別に・・・・。
あんまり気にしない。

「あ!亜理紗!!クラス分けだから、早めにきたんだけど生徒の数すごくて!!」

「えぇ?まじでー?だからカフェの前いなかったんだ?いつも会うのにぃ~!」

アタシと亜理紗は登校するのが遅い。
しかも時間が同じぐらいだから、学校の近くのカフェの前でいつも会う。

「ん~。ってか、亜理紗はいつもどおりきたんだ?」

「そう!早起きとか無理!てか今のがすいてんじゃん?」

亜理紗が指さす玄関の方をみると
生徒はあまりいない・・・。


まぢかよ。。。。。



「アタシもいつも通りにきたらよかったぁー!!」


「皆、早くいった方がすいてると思ってんだよ。だから遅くいった方がすいてんのにね。ま、由香もその中の一人だけど。あぁ、亜理紗ってば天才っ!」


亜理紗が皮肉たっぷりに言ってきた。

ま、そーだけど、
すいてるけど、

って、亜理紗は早起きすんのがイヤだっただけじゃん!


「何ソレー!アタシがバカって事??亜理紗だって早起きがイヤだからいつも通り来たんじゃん!!」


アタシが反発すると、

「えー?そうだっけぇー?」

亜理紗はすっとぼけた。
・・・・コイツっ!

「てか、クラス分けどぉだったの?うちら一緒?」

あ、そうだ。クラスわけ・・・・。

「ん~?きた時、表みれないぐらいに混んでて、見てない。」

「え~。ピークの時にきたんだね~」

ピークって・・・・。
ま、いいか。

「んー。そうかもね~。今から見に行こ?」

「仕方ないなぁ~。」

「仕方ないって何よ・・・。」

「だって、見なくても由香から聞けると思ってたし。」

なんだそれ・・・・
とりあえず亜理紗とクラス表を見に行くことにした。
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