ぼくの太陽 きみの星
「あたし、自分でパパを探してみようかな。
それならいいでしょ、ママ。
だって、あたしの本当のパパだもん」
いつも遊んでくれた、抱っこしてくれた、優しかったパパ――。
いっしょにお風呂で遊んでくれた。
いっしょにすべり台をすべった。
ブランコを揺らしてくれた。
その思い出は、確かにあたしの宝物だから。
階段を上がる瞬間、ママを振り返った。
ママは、顔をこわばらせたまま、見たことのないような複雑な表情であたしを見ていた。
昏い瞳で。
---------------
家まで送ってくれた琢磨くんに手を振って。
家に入ると、うす暗いリビングに入ってソファに腰掛けた。
それならいいでしょ、ママ。
だって、あたしの本当のパパだもん」
いつも遊んでくれた、抱っこしてくれた、優しかったパパ――。
いっしょにお風呂で遊んでくれた。
いっしょにすべり台をすべった。
ブランコを揺らしてくれた。
その思い出は、確かにあたしの宝物だから。
階段を上がる瞬間、ママを振り返った。
ママは、顔をこわばらせたまま、見たことのないような複雑な表情であたしを見ていた。
昏い瞳で。
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家まで送ってくれた琢磨くんに手を振って。
家に入ると、うす暗いリビングに入ってソファに腰掛けた。