ぼくの太陽 きみの星
7.ある告白
「あの……昨日は、ごめんね」
終わった後。
ふたたびベッドに潜り込んだ琢磨くんは、枕に頬杖をつくと肩をすくめて言った。
「……え?」
一瞬何のことかわからなかった。
「ほらあの、お兄さんとやりあって……
ぼく偉そうなこといろいろ言っちゃったし、機嫌悪かったな、って思って」
「ううん……
琢磨くんが悪いんじゃないもの」
「実はさ、落ち着くまでずいぶんかかっちゃった」
琢磨くんは隣のあたしににっこりと微笑みかける。
鷹耶が、1年前から続いてるって言ったこと。
あたしがまんざらじゃないかもしれないと言ったこと。
そういうことには、琢磨くんは一切触れない。
もしかしたら気になってるのかもしれないけど。
あのとき、琢磨くんは「過去じゃなくて現在の話をしてる」って言ってた。
あれは本心なんだと思う。
終わった後。
ふたたびベッドに潜り込んだ琢磨くんは、枕に頬杖をつくと肩をすくめて言った。
「……え?」
一瞬何のことかわからなかった。
「ほらあの、お兄さんとやりあって……
ぼく偉そうなこといろいろ言っちゃったし、機嫌悪かったな、って思って」
「ううん……
琢磨くんが悪いんじゃないもの」
「実はさ、落ち着くまでずいぶんかかっちゃった」
琢磨くんは隣のあたしににっこりと微笑みかける。
鷹耶が、1年前から続いてるって言ったこと。
あたしがまんざらじゃないかもしれないと言ったこと。
そういうことには、琢磨くんは一切触れない。
もしかしたら気になってるのかもしれないけど。
あのとき、琢磨くんは「過去じゃなくて現在の話をしてる」って言ってた。
あれは本心なんだと思う。