ぼくの太陽 きみの星
「あのね、未怜ちゃん」
夕食も済んで、シャワーも浴びた後の、だらだらしたひととき。
濡れた髪をタオルで巻いたまま、ソファでぼぅっとテレビを見ていたあたしに。
淹れてくれたお茶を差し出しながら、ママは神妙な面持ちで声をかけた。
鷹耶はとっくに2階に上がったし、お父さんはお風呂。
リビングにはあたしたち2人きりだった。
ママはソファに腰を下ろした。
「未怜ちゃんももう高校生だし……
ちゃんと話しておこうと思って」
「え、何? 改まって」
あたしは思わず、だらけた姿勢を立て直して、背筋を伸ばした。
ママはうつ向いたまま、口から言葉を絞り出した。
「パパのこと」
はっ。
あたしは思わず息を呑んだ。
夕食も済んで、シャワーも浴びた後の、だらだらしたひととき。
濡れた髪をタオルで巻いたまま、ソファでぼぅっとテレビを見ていたあたしに。
淹れてくれたお茶を差し出しながら、ママは神妙な面持ちで声をかけた。
鷹耶はとっくに2階に上がったし、お父さんはお風呂。
リビングにはあたしたち2人きりだった。
ママはソファに腰を下ろした。
「未怜ちゃんももう高校生だし……
ちゃんと話しておこうと思って」
「え、何? 改まって」
あたしは思わず、だらけた姿勢を立て直して、背筋を伸ばした。
ママはうつ向いたまま、口から言葉を絞り出した。
「パパのこと」
はっ。
あたしは思わず息を呑んだ。