ぼくの太陽 きみの星
うそでしょ……





そんな……






うちのめされて、夢遊病者のようによろよろと階段を上がる。








カチャ。



無意識に鷹耶の部屋の扉を開けていた。




机に向かっていた鷹耶が、軽く眉を上げてこっちを見た。


「あれ、何?

オレに抱かれに来たの?」


鷹耶の軽口に、どっと涙があふれだし、頬を流れた。


その尋常じゃない様子に、鷹耶が目をみはる。



「未怜……?」
< 140 / 295 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop