ぼくの太陽 きみの星
小さなあたしには、事情がさっぱり理解できなかったから。

あたしのせいで、パパがいなくなったんだって思ってた。

いくら、「未怜ちゃんが悪いんじゃない」って言われても。



(あたしは捨てられた。

あたしは要らない子だった……)


(あたしのせいで、パパはいなくなった)


毎日自分を責めて泣いてたっけ。



一人取り残された世界。




心が亜空間をさまよったまま、あたしはふらふらと家路についた。

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