ぼくの太陽 きみの星
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「ただいまぁ」

「おかえり」


あたしだけに向けられる、鷹耶の笑顔。

二人だけの夏休み。



あたしは午前中の部活から帰ったら、鷹耶と二人っきりの生活を満喫してた。


「さっとシャワーしてくるね」

「おっ、ずいぶんやる気満々だね」

「そういうんじゃないのっ! 汗かいたから」

「そういうのって何だよ」

「……」


鷹耶をにらみつけると、笑ってシャワーに向かう。




「あれ?」


シャワーを出たら、置いてたつもりの着替えが見あたらない。


(……おかしいな。

持ってこなかったっけ)


しょうがないからバスタオルを巻いてこっそり2階へ服を取りに行ったら、部屋で鷹耶につかまってしまった。


「きゃっ」

「ずいぶん扇情的なスタイルじゃない?いい眺め」


そう言って、あたしの体に腕を巻き付ける。
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