ぼくの太陽 きみの星
「未怜……」

「鷹耶……」


あたしも顎を上げて、鷹耶の唇を探す。




鷹耶の手があたしの胸元に伸びて……




「大好き……」



「未怜……」





と、そのとき。




ガタガタッ



浴室の扉が、前触れなく開けられた。



「……」



浴槽の中のあたしたちを見て、絶句する。




(――うそ!)





忘れ物を取りに来たママだった。
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