ぼくの太陽 きみの星
「あたし、鷹耶のこと本気……」

「……あなたたち、まだ高校生でしょ」


あたしが言い終わる前に、ママはイライラした口調でさえぎった。

あたしたちが高校生だから怒ってるの?


「……ごめんなさい。

じゃあ、卒業するまでは……」

「そういう問題じゃないでしょ」


ママはさらに声を荒げた。

(何よ、矛盾してるじゃない)

あたしは勇気を振り絞った。


「ちょっと待って!

そんなに怒らないで、まずはあたしたちの話を聞いてよ。

あたし鷹耶のこと本気で好きだし――

鷹耶から、血さえつながってなければ兄妹だって問題ないって聞いてるよ」


「ああ……そうやって口説いたのね」


ママは肩をすくめた。



「やっぱりね。


鷹耶くんが未怜に手を出したのね」




氷のような沈黙。
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