ぼくの太陽 きみの星
また唇が近づいてきて、頬を伝って耳元へ這った。
「……どうして拒まないの?」
耳元でささやく声。
(……え……だって、どうしたらいいかわからない……)
正直なところ、あたしはかちんこちんに固まってた。
「もしかして、期待してた?」
笑いを含んだ声でそう言いながら。
じっと一対の黒い瞳がのぞきこんでいた。
何を考えているのか、感情の読み取れない昏い瞳。
期待?
――もしかしたら、してたかもしれない。
期待と恐怖。恐れ。
唇を合わせながら。
鷹耶は片手で器用にあたしのパジャマのボタンを外そうとしてた。
「……どうして拒まないの?」
耳元でささやく声。
(……え……だって、どうしたらいいかわからない……)
正直なところ、あたしはかちんこちんに固まってた。
「もしかして、期待してた?」
笑いを含んだ声でそう言いながら。
じっと一対の黒い瞳がのぞきこんでいた。
何を考えているのか、感情の読み取れない昏い瞳。
期待?
――もしかしたら、してたかもしれない。
期待と恐怖。恐れ。
唇を合わせながら。
鷹耶は片手で器用にあたしのパジャマのボタンを外そうとしてた。