ぼくの太陽 きみの星
「……やけに神妙な顔して入ってくるからさ」
「……」
「あぁ、これは勘違いしてるなと思って」
「…………」
「マグカップとかケーキとか、いちいち難しい顔して眺めてるし」
「………………」
「それにしても、すばらしいタイミングで来るよね。
母さんがここに来たの、今日が初めてなのに」
「……………………」
「もうちょっと引っ張ろうかと思ったけど、これじゃそのまま帰っちゃいそうだったから」
「……………………………」
くっくっくっと肩をふるわせていた鷹耶は、とうとうこらえきれなくなったみたいで。
ソファにのけぞって、大口をあけてゲラゲラ笑い出した。
「……ねぇ」
「未怜はからかいがいがあるよね、面白すぎる」
「………ちょっと」
「ビデオカメラでも仕込んどけばよかったな」
「…………ちょっと、鷹耶」
「これだけで1年は笑えたのに」
「……………もうっ」
あたしはこぶしを振り上げて、鷹耶に襲いかかった。
「……」
「あぁ、これは勘違いしてるなと思って」
「…………」
「マグカップとかケーキとか、いちいち難しい顔して眺めてるし」
「………………」
「それにしても、すばらしいタイミングで来るよね。
母さんがここに来たの、今日が初めてなのに」
「……………………」
「もうちょっと引っ張ろうかと思ったけど、これじゃそのまま帰っちゃいそうだったから」
「……………………………」
くっくっくっと肩をふるわせていた鷹耶は、とうとうこらえきれなくなったみたいで。
ソファにのけぞって、大口をあけてゲラゲラ笑い出した。
「……ねぇ」
「未怜はからかいがいがあるよね、面白すぎる」
「………ちょっと」
「ビデオカメラでも仕込んどけばよかったな」
「…………ちょっと、鷹耶」
「これだけで1年は笑えたのに」
「……………もうっ」
あたしはこぶしを振り上げて、鷹耶に襲いかかった。