ぼくの太陽 きみの星

2.

鷹耶のあたたかい胸に、いまふたたび寄り添いながら。


「K大学に受かってたんだね、O大学だと思ってた」

「未怜と離れてから、勉強がはかどってね」

「……あ、そう(怒」

「だから1つランク上げたんだ」

「すごいね。

合格おめでとう」


鷹耶はそれへ微笑み返す。


もうすっかり、以前のままのあたしたち。


「未怜も、ちょっと見ないうちにぐっと大人っぽくなったね。

女の子は変わるのが早いな」

「え、そう?」

「最初ちょっとドキっとした」

「えぇ、うそ、髪型のせいかな?」


鷹耶の目はとても穏やか。





あたしはその目を見上げながら、小声で切り出した。


「……どうして一人で出ていったの?」

「……実はね」


鷹耶は穏やかに口を開いた。
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