ぼくの太陽 きみの星
「そうだ……ちょうどあの頃……」

「え?何?」

「まさかとは思うけど……

ちょっと待って」


鷹耶は、慌てて携帯を取り出した。




「もしもし?

あ、鷹耶です。

お忙しいところすみません。


あの……ひとつお聞きしたいことがあって……」



誰にかけてるの?


あたしはソファに寝そべったまま鷹耶を見上げる。



「クリスマスに、未怜にカードを送ったかな?と思って……

……ああ、やっぱりそうか」


鷹耶はうなずいた。



え?――誰?
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