ぼくの太陽 きみの星
「鷹耶!!!


その電話の相手ってもしかして――」



鷹耶は電話しながら、あたしに向かってにっこり微笑んでうなずいた。



限りなくやさしい笑顔で。



「鷹耶!!鷹耶!!」



あたしは鷹耶に飛びついた。



「ありがとう、ありがとう」



涙がにじんで、鷹耶の笑顔がぼやけて見えなくなった。




鷹耶はあたしに人生をくれる。




これまでも。



そしてこれからも――。
< 284 / 295 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop