ぼくの太陽 きみの星
ふと気付くと、琢磨くんの手が制服のブラウスのボタンをぷちぷちと外してた。
「あの……琢磨くん?」
「……イヤ?」
手が止まった。
「お母さんが……」
「大丈夫、さっき買い物に行ったよ」
また手が動き出し、服を着実に脱がし始める。
「あの……待って!
やっぱりダメ!」
全部のボタンが開けられようとしたとき。
あたしはあわてて叫んで、手でブラウスの前をぎゅっとつかんでた。
「未怜ちゃん……」
琢磨くんは再び手を止める。
眉をハの字にして、悲しそうな顔。
琢磨くんたら、何でも顔に出ちゃうんだ。
いつも何考えてるのかわからない鷹耶とは大違い。
「ごめんね……イヤならやめる」
「……イヤじゃないの」
あたしは必死で言葉を探した。
「あの……琢磨くん?」
「……イヤ?」
手が止まった。
「お母さんが……」
「大丈夫、さっき買い物に行ったよ」
また手が動き出し、服を着実に脱がし始める。
「あの……待って!
やっぱりダメ!」
全部のボタンが開けられようとしたとき。
あたしはあわてて叫んで、手でブラウスの前をぎゅっとつかんでた。
「未怜ちゃん……」
琢磨くんは再び手を止める。
眉をハの字にして、悲しそうな顔。
琢磨くんたら、何でも顔に出ちゃうんだ。
いつも何考えてるのかわからない鷹耶とは大違い。
「ごめんね……イヤならやめる」
「……イヤじゃないの」
あたしは必死で言葉を探した。