ぼくの太陽 きみの星

鷹耶はあたしを抱き起こして、ソファに座らせると。

突然ヒザの間に割り込んで、顔をうずめた。


「な……に？」


ぬるりと生暖かい感覚。


「やだ………ちょっと、なにしてるの？」


熱っぽい自分の声がした。



鷹耶にこんなことをされるのは、初めてだった。



「やだ、やめ……やめてよ……」


抑えきれない強烈な快楽に。

だんだん、声すら出なくなっていく。



（ついさっき琢磨くんに抱かれたばかりなのに……）


もう鷹耶とのことはもうなしにするって決めたのに。



じゃないと、つらいのはあたし自身なのに。




そんな思考も、ちりぢりに消えていきそうになる。