ぼくの太陽 きみの星
琢磨くんからは、いくつもメールが届いてた。
だけど、開く勇気がなくて全然見てない。
着信も毎日のように入ってたけど、とてもじゃないけど出られない。
留守電も聞いてない。
(自分であんなこと仕掛けたくせに、よくそんなこと聞けるね)
鷹耶はあたしが返事をせずにいても、一向に気にした様子もなく、涼しい顔をしてゆったりとコーヒーを飲んでいる。
先に折れたのはあたしの方だった。
「どうして……あんなひどいこと仕組んだの?」
「……」
鷹耶は眉を上げて首をかしげると、にっこり笑った。
「仕組んだとはずいぶんなお言葉だな」
「……だってそうでしょ!」
「仕組むも何も、あれが現実でしょ」
「……ひどいよ」
あたしは唇を噛んだ。
何も言い返せない。
くやしくて涙が出そうだった。
だけど、開く勇気がなくて全然見てない。
着信も毎日のように入ってたけど、とてもじゃないけど出られない。
留守電も聞いてない。
(自分であんなこと仕掛けたくせに、よくそんなこと聞けるね)
鷹耶はあたしが返事をせずにいても、一向に気にした様子もなく、涼しい顔をしてゆったりとコーヒーを飲んでいる。
先に折れたのはあたしの方だった。
「どうして……あんなひどいこと仕組んだの?」
「……」
鷹耶は眉を上げて首をかしげると、にっこり笑った。
「仕組んだとはずいぶんなお言葉だな」
「……だってそうでしょ!」
「仕組むも何も、あれが現実でしょ」
「……ひどいよ」
あたしは唇を噛んだ。
何も言い返せない。
くやしくて涙が出そうだった。