ぼくの太陽 きみの星
(だめ、もう……)



体を貫く快楽に、全身がわなないた。




しびれた頭で呆然としていると。



「――いい?」



立ち上がった琢磨くんが、耳元でささやいて。



「あ……」


「未怜ちゃん……」



あたしたちは、立ったまま呼吸を荒げて、きつく抱きしめあっていた。




琢磨くんの手があたしの手を探り当て、しっかり指を絡めた。



「未怜ちゃん……」



あたしの中で、琢磨くんが大きく波打つのを感じた。



「はぁぁ……」
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