ネコ専務シリーズ2
「ネコラス刑事、また会ったね。そなた
とは5年のつきあいだ。
そなたは一度はこの私を本当に捕まえ
る一歩手前までいった、優秀なネコ。
それが今たまたまこの場に居合わせて
いることには、何か運命を感じるよ」
ネコラス刑事の耳に、またフフフフッと
少女の含み笑いが響く。しかしネコラス
刑事も負けてはいない。彼は
「ハッハッハー!!」
と芝居めいた大笑いをし、
「それは黄身の無意識が、早く誰かに
愚かな自分を捕まえて欲しい、早く
罪をつぐないタイと願っている殻
(から)だよ!
いい貝? 絶対に捕まえてやるから
な、楽しみにしてろよ?」
しかしそのとき、電話は切れた。
とは5年のつきあいだ。
そなたは一度はこの私を本当に捕まえ
る一歩手前までいった、優秀なネコ。
それが今たまたまこの場に居合わせて
いることには、何か運命を感じるよ」
ネコラス刑事の耳に、またフフフフッと
少女の含み笑いが響く。しかしネコラス
刑事も負けてはいない。彼は
「ハッハッハー!!」
と芝居めいた大笑いをし、
「それは黄身の無意識が、早く誰かに
愚かな自分を捕まえて欲しい、早く
罪をつぐないタイと願っている殻
(から)だよ!
いい貝? 絶対に捕まえてやるから
な、楽しみにしてろよ?」
しかしそのとき、電話は切れた。