ネコ専務シリーズ2
綺麗に整頓されている部屋。探検者シュ
ウは怪しいものが無いか探しながら一歩
ずつ進む。

ふかふかのソファーにも厚い本が沢山
並んだ本棚にも、隅っこにあるごみ箱
にもそれらしきものは無かった。

ちょっとがっかりしたシュウはセトナの
机に向かった。どうして椅子が無いん
だろうと不思議に思いながら、机の上に
ある紙の束を手に取った。

「・・・なんて書いてあるのかなあ」

紙にはシュウの知らない文字が書かれて
いた。見たこともない、不思議な文字。

はっ、と気がつく。これ、もしかしたら
何かの暗号なんじゃないのかな。


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