ネコ専務シリーズ2
心臓がドキドキしだした。こういうの、
なんだかワクワクする。

セトナおじさんの「秘密」を見つけた
シュウは紙の束を持って部屋を出、父親
の所へ走って行った。

「パパ、パパ!」

シュウは食堂のテーブルを直している
父親のそばに駆け寄る。

「どうした、シュウ」

「見て見て、僕セトナおじさんの秘密
 見つけた」

暗号が書いてあるの、と手渡された紙に
目をやり、父親--アツキは怪訝そうに
呟いた。

「ネコ専務の大冒険・・?」
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