ネコ専務シリーズ2
「ふーん、それじゃ、これはいけるん
 だな?」

ネコ専務が念を押す。

「これは世界を変えるビッグビジネスだ
 よ! 君のさっきの援護射撃は、本当
 にありがたかった。

 今日の会議が第一の関門だったからね。
 君の発言のおかげで、今後がだいぶ
 楽になったよ!」

2人は本社ビル1Fの喫茶室に入り、
小一時間ほど話し合った。分厚い資料に
目を通しつつ、周専務と話し合っている
うちに、

ネコ専務にはだんだん、このビジネスは
すごいものだと分かってきた。ネコ専務
は興奮して言った。

「よーし、私も協力しよう! 今日の
 会議は提案しただけで、みんなを説得
 するところまではいかなかったからね。

 私からも黒根社長に話しておくよ」
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