ネコ専務シリーズ2
「ああ、あの文芸評論家だろ? 知って
 るよ。だいだい、文芸評論家なんて
 奴は、それらしい文章は一応書けるが、
 自分では面白い話なんて作れませんっ
 て奴が、作家をねたんで好き放題に
 評論して、なんか上等なことを言って
 るような錯覚に陥っているような、
 寄生虫のような奴らなんだ。ほっとけ、
 ほっとけ」


そ、それは文芸評論家一般に対して
ちょっと言い過ぎでは・・と鼻白んだ
ネコ専務は、

ネコ専務の怒りを感じたことで、逆に
自分の怒りは少し収まってしまったので、
まあ気にするなよ、と言って電話を
切った。
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