COLORS【青】パープルA ─螺旋の選択─
「全く!!一体どこにあるのよ!!」
こうしている間にも時間が刻々と過ぎていく。
あと何分くらい残っているんだろう……。
そんな不安な状況に曝されながらも必至に探すしかなかった。
「お~姉ちゃんっ!!なんか変なものがある~!」
その声に即座に反応し、彼の声が聞こえた場所に向かう。
コチコチコチ……。
間違いない。
タイマー付きの時限爆弾!!エレベーターホールのごみ箱の中に隠されていた。
「葵君!!偉いっ!!」
浮かれているのもつかの間、爆発までの時間が十分を切っているではないかっ!!
え~っと……時限爆弾の解除方法は――。
昔、廉に習った方法を一生懸命思い出す。
右手にはたまたま持ち合わせていた園芸用のハサミ。
”まずタイマーに繋がっている導線の真ん中と右を切る”
パチン、パチン。
”次に爆弾に繋がっている導線切る”
パチン。
あと『一分』
”最後にタイマーの蓋を開けると中に赤と青の導線がある”
あれ?赤と青……。
どっちの線切ればいいんだっけ?
さっきの爆発で空調も切れたのだろう、吹き出る汗も尋常じゃない。その雫に負けそうになりながらも、ハサミを放すまいとグッと握り返す。
『三十秒』
「青山様……」
「お姉ちゃん~」
十、九、八……、
「うわぁ~どうしよぅ~」
廉~っっ!!助けて~!!!
六、五……
「ええぃ~!こうなったら」
四、……三、
「葵君、赤と青どっちの色が好き?」
「えっ?えっ……と、う~んとね……」
二、
「青!!」
一、
よし!こうなったら一か八かだっっ!!
『パチン』……。
こうしている間にも時間が刻々と過ぎていく。
あと何分くらい残っているんだろう……。
そんな不安な状況に曝されながらも必至に探すしかなかった。
「お~姉ちゃんっ!!なんか変なものがある~!」
その声に即座に反応し、彼の声が聞こえた場所に向かう。
コチコチコチ……。
間違いない。
タイマー付きの時限爆弾!!エレベーターホールのごみ箱の中に隠されていた。
「葵君!!偉いっ!!」
浮かれているのもつかの間、爆発までの時間が十分を切っているではないかっ!!
え~っと……時限爆弾の解除方法は――。
昔、廉に習った方法を一生懸命思い出す。
右手にはたまたま持ち合わせていた園芸用のハサミ。
”まずタイマーに繋がっている導線の真ん中と右を切る”
パチン、パチン。
”次に爆弾に繋がっている導線切る”
パチン。
あと『一分』
”最後にタイマーの蓋を開けると中に赤と青の導線がある”
あれ?赤と青……。
どっちの線切ればいいんだっけ?
さっきの爆発で空調も切れたのだろう、吹き出る汗も尋常じゃない。その雫に負けそうになりながらも、ハサミを放すまいとグッと握り返す。
『三十秒』
「青山様……」
「お姉ちゃん~」
十、九、八……、
「うわぁ~どうしよぅ~」
廉~っっ!!助けて~!!!
六、五……
「ええぃ~!こうなったら」
四、……三、
「葵君、赤と青どっちの色が好き?」
「えっ?えっ……と、う~んとね……」
二、
「青!!」
一、
よし!こうなったら一か八かだっっ!!
『パチン』……。