イミテーション・リング
第五章 後悔の涙
いつ、どうやって帰って来たのだろう…
気がつくと、自分の部屋に座り込んでいた。
多分、今まで生きてきた中で一番涙を流したんじゃないかな…
さすがにあれだけ泣いた後は気分も落ち着き、冷静さを取り戻していた。
結局、私とはただの遊びで、その遊び相手に赤ちゃんなんか出来たりしたら困るのは男の方で、まして遊び相手との、いざこざで愛する身重のカワイイ奥さんを傷付けたくないから避妊具を手放せない。って事なんだ。
でも、そんな事、最初から分かってた。
男には奥さんがいて、いつかは別れなければいけない事も最初から分かってた
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