~ババアとあたし~
―――ここは、どこ?
いつのまにか、あたしは知らない場所にいた。
白い壁に囲まれた清潔感に溢れた部屋。
信じられないことに、あたしは宙に浮いていた。
「見て、このリンゴ。美味しそうでしょ」
足元で声がした。
あたしはそれに反応して、パッと下を向いた。
―――不思議な光景だった。
ベッドの上で眠っている自分自身を見下ろしたことなんて、今までなかったからね。
いつのまにか、あたしは知らない場所にいた。
白い壁に囲まれた清潔感に溢れた部屋。
信じられないことに、あたしは宙に浮いていた。
「見て、このリンゴ。美味しそうでしょ」
足元で声がした。
あたしはそれに反応して、パッと下を向いた。
―――不思議な光景だった。
ベッドの上で眠っている自分自身を見下ろしたことなんて、今までなかったからね。