黙祷 あの瞬間を忘れないために・・・
あとがき
こんな作品を書きましたが、実際に他人を愛するということは、とてつもなく難しく不可能に近いことではあります。だけど、不可能に近いだけであって、決して不可能ではありません。愛するということには、段階があります。母親という例外がありますが、殆どの人間、誰しも自分が一番可愛く、愛しいもので、次に身近な存在の人から愛を与えていきます。例えば、自分を愛するように、他人を愛せたならば・・・。子供に与える愛情を分け隔てなく、他人にも同じように注げたならば・・・。必ずや、世界には平和が満ち渡ります。
なんでもそうなのですが、基準というものがそれぞれあります。それは、一般的に多いと思われる考えが普通とみなされ基準となります。おかしなことでも、それが一般的と言われれば、疑いもなくそれを基準にもってきます。一般的な基準は国、宗教、時代など様々な要因により、変化します。そう、死や殺人についての基準もバラバラです。尊い命がこの世から一つ消えた、結果は一つですが、それに対する想いにはバラツキがあります。これが戦争中ならば・・・殺された人物の周りの人間は深い悲しみに陥ります。
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