ウルフな彼

「へッ…」



急に真剣な目して
あたしを見つめる。



まただ。


この人を寄せ付ける瞳。





「オレの正体…
聞きたいの?」



耳元で囁かれて
ゾクッとする。



いつの間にか


後ろには木

横にはオウガの腕。



「聞き…たい」

「オレはね…










狼人間だよ」





………





「うそ「うそじゃない」



やめて…


そんな目で見ないでよ…。



だって狼人間なんて…



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