ウルフな彼
「オウガ、あたし…」
「うん…」
「デスマッチ、なんて
すごい怖い…」
ちょっぴり
シュンとするオウガ。
「けど…
オウガが絶対
守ってくれるなら
サポートしてあげる!」
にっこり笑って
そう言うと
オウガの耳が
ピョコッとたった。
あ…かわいい。
「まかせとけ。
オレが絶対お前を守る」
胸の奥がキュンとなった。
ん?
なんだろ、今の。
まさかあたし…?
やる気になってる
オウガを見つめる。
…まさか、ね。