ウルフな彼
その後
「由羅!
学校いこーッ!」
「待ってよ、子雪!」
「ほらッ!
忘れ物ない?」
「うん!行ってきます!」
あの後あたしは
無事おばあちゃんの
家に帰った。
びっくりすることに
そこには
おばあちゃん
おじいちゃん
それに冬也さん、
お母さん、
なんと今は一緒に
住んでないお父さんと
お兄ちゃんまで
集まっていた。
お父さんとお母さんは
仕事場から
とんできてくれたのか
スーツのままで
汗だくだった。
あたしを見つけると
2人一緒に走ってきて
強く抱きしめた。