ツヨガリ

そうしてあたしは家を出た。


「どーしよ。ホテルなんか行く金ないよぉ〜」

しほに電話で全て説明した。

「じゃあウチきなよ!!」

「えっ!!いいのお!!?」


「いーよ!ウチ親いないし!!」


しほは一人暮らしだった。


「ありがと」

そしてアタシわしほの家に居候することになった。



今思えばアタシの全てはこの出来事から始まったのかもしれない。
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