ツヨガリ


でも家に帰れば最低な父親が呑気に酒をのんで騒いでいる。

父親は仕事がない。

だから、あたしがバイトでこの家をささえている。

「もーお父さん!お酒ばっか飲んでんじゃないわよ!!いい加減働いてよ!!うちはそんな余裕なんてないんだからっ!!」

あたしのヒステリックな奇声が狭い部屋に響き渡る。

「ヒック…うるせーなあ金がねえならお前が体でも売って稼げえ〜。」

最低な父親。


「ほんっと最低」


「ああーん?文句あんならでてけ!!」

カッチーン!!

「もういいっ!!でていくわよっ!!」
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