あたし、飼育。
思わず溜め息が出そうになる程の美形の目は本気だった。


顔は日本人っぽいから、スカイブルーの瞳はカラーコンタクトだろうか。

なんだか、全てを見透かしてしまいそうな瞳…。

彼の目から目を離せなくなった。


どくん…どくん…

心臓が低く高鳴る。

一瞬、この人を飼いたいと思った。

飼われるんじゃなくて…
あたしが飼いたい、と。
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