あたし、飼育。
ムカつくくらいかっこいいんですけど…。


整った顔立ちに、かっこよくセットされた髪の毛。

全てを見透かしてしまいそうな青い瞳。


彼はあたしを覗きこみクスッと笑うと口を開いた。

「生きていると感じると

嬉しいのに

死を最高の快楽だと

感じる


でも、

快楽はただのまやかしで

この世界もただのまやかし。

そう、なに1つ

まやかし。


壊れてしまえばいい。


なにもかも。  …か 」

呟くようにそう言った彼に少し驚いた。

分かったんだ、あの歌詞の意味。

素敵な歌だな、なんて言ったから分かってないと思ってたわ。
< 8 / 18 >

この作品をシェア

pagetop