意地悪俺様








目の前には金色に光る髪と三木の顔があった




あたしは言葉を失う




間近でみるこいつは
肌がきれいで
まつげが長い
それに加え良い匂いがする

ほんとに人間かなぁ
人形みたい…



見とれてるそのとき


「ねぇ、いつまでのってんの?
…発情期?」



動揺ひとつしない三木の一言で一気に現実に引き戻された




三木の上に倒れ込んだことをあたしはやっと理解する

そして、体は三木の手によってしっかり受け止められていた









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