仔猫彼女~The Best Love~
苛立ち
あたしが教室に戻ると、
佑太が笑顔で迎えてくれた。
「おかえりっ!
でも何してたのかな~??」
「……秘密っ!」
「真未ひどい~・・・っ。」
そういってしょげる彼。
この顔にあたしはいつまでたっても弱い。
「あのねっ、由美たちと
クリスマスのこと話してたんだっ。」
そのことを言った途端
彼の表情が真剣になった。
「あぁ・・・、
その日、あけとけよな?」
「えっ」
すでに予定を決めて
スケジュールに埋め込んで
しまったあたし。
クリスマス…どぅしよう??